Link Station miniのセットアップ顛末

(2010/11/20 追記)
(2009/01/05 追記)
Link Station mini

Link Station mini

Link Station miniを購入した。いわゆるNAS(Network Attached Storage)と呼ばれるもので、ネットワーク接続して使用するファイルサーバーだ。今回は、我が家のG4 Cubeが8年という長きにわたるサーバーとしての役目を終えるため、様々なデータをバックアップする必要があり購入した。現在のメインマシンは、iMac(OSX 10.5)なので、Time Machine正式対応とされるリンクステーションミニを購入したわけだ。ところが、“ミニ”なんてかわいい製品名にもかかわらずセットアップにかなりの試行錯誤があったので、備忘録もかねてその顛末を記しておく。

従来のシステム構成

従来のシステム構成

従来のシステム構成

  1. PR-200NE(Bフレッツの光回線用ルータ)
  2. AirMac Express(WDSメインとして使用)
  3. AirMac Express(WDSリモートとして使用)
  4. Windowsマシン
  5. iMac 20 inch
  6. G4 Cube

ポイントは、① PR-200NEをルーターとして使用せず、② AirMac Expressがルーターの役目を果たしていたところ。

現在のシステム構成

現在のシステム構成

現在のシステム構成

従来のシステム構成から⑦ Link Station miniをPR-200NEにぶら下げて、各マシンからアクセスしてファイル共有する。また、⑤ iMacのTime Machine用HDDとして使用する。

ポイントその1「リンクステーションが認識できない」

従来のシステム構成のまま、PR-200NEにリンクステーションをぶら下げても各マシンからは認識できない。理由は、② AirMac Expressがルーターとなっているためのようだ。そこで、① PR-200NEをルーターとして機能させること② AirMac Expressをブリッジ接続することの2つを設定する。

PR-200NEをルーターとして機能させる

PR-200NEとPCをLANで直接接続し、ブラウザから”http://ntt.setup/”と打ち込むとPR-200NEのWEB設定画面が表示される。

PR-200NE �定画面

PR-200NE 設定画面

[基本設定]→[接続先設定]の画面で“接続可のチェックボックスにチェックを入れ、設定を保存する。これだけで、PR-200NEはルーターとして機能し始めるようだ。この状態だと、PR-200NEへ直結したPCからはインターネット接続可能だが、② AirMac Expressをルーターとして構築されたLAN環境からはネットワークへ接続できなくなる。そこで、② AirMac Expressをブリッジ接続に切り替える必要がある。

AirMac Expressをブリッジ接続へ切り替える

AirMacユーティリティを起動し、“手動設定”する。概要の“接続方法”をクリックし、“接続方法”“PPPoE”から“Ethernet”に切り替える。“接続共有”は“切(ブリッジモード)”とする。

AirMacユーティリティ�定画面

AirMacユーティリティ設定画面

リンクステーションのIPアドレスが不正な場合

前述の手順を試しても、各マシンからリンクステーションが認識できない場合、リンクステーションのIPアドレスが不正と思われる。PR-200NEの設定で[詳細設定]→[DHCPv4]のDHCPサーバー機能が有効になっていれば、DHCPによりリンクステーションへIPアドレスが割り当てられるはず。ところが、コツがあって、リンクステーションの電源をONする前にLANケーブルを抜き、起動完了してからLANケーブルを挿さないと正常にIPアドレスが割り当てられないようだ。正しくIPアドレスが割り当てられれば、NASNavigator 2からリンクステーションが認識される。

ポイントその2「Time Machineに対応してない!?」

Buffaloのウェブサイトを見る限り、Time Machine対応とある。ところが、よく見ると・・・

※LS-WSGL/R1シリーズ ファームウェアVer.1.06以降より対応。ファームウェアのアップデートについて詳しくは、こちらをご確認ください。

と小さな文字で書いてある。うちのLink Station miniのファームウェアバージョンをおそるおそる確認してみると、なんとVer.1.05であった。Time Machine未対応である。2009年元旦にAmazonから発送されたものでも古いファームウェアである可能性があるので要注意。

Link Station miniをファームウェア更新

なんと更新プログラムは、Windows版しか用意されていない!Time Machine対応のためのバージョンアップなのに・・・。しかたなく、DELLマシンをLink Stationへ直結してみるが、NASNavigator 2の検索で見つからない。またか・・・とため息をつきつつFAQと格闘したところ、ファイアーウォールを無効化しないとダメらしい。[スタート]→[ファイル名を指定して実行]でmsconfigと打ってリターンすると“システム構成ユーティリティ”が起動する。そこで、スタートアップのオプションを選択のラジオボタンをクリックし、“スタートアップの項目を読み込む”のチェックボックスを外して再起動。これでNASNavigator 2からLink Station miniが認識できた。あとは、ダウンロードしてきた実行形式のLSUpdater.exeを実行すれば、ファームウェアの更新が完了する。

Time Machineのバックアップディスクとして認識されない

ファームウェアを更新しただけでは、Time Machineのバックアップディスクとして認識されない。Link StationとMachintoshの双方で必要な設定がある。詳しくは、こことかここを参照。

Time Machineでエラー発生

まあ、つぎつぎとよく問題が起こるものだ。上記手順に従って、Time Machine用のイメージを作成し、バックアップ開始するものの、数分後に次のようなエラーが発生した。

バックアップディスクイメージを作成できませんでした。

Link Stationのフォルダを見ていると、Link Stationの設定時にイメージファイルを作成しているのにも関わらず、Time Machineが別のイメージファイルを作成しようとしてこけている。Link StationのTime Machine設定画面は、下図のとおり。イメージファイル作成で対象ホスト名と対象MACアドレスを入力する。

Link Station�定画面

Link Station設定画面

Buffaloのマニュアルでは、MacintoshのMACアドレスを確認する方法として

  1. システム設定画面より[ネットワーク]をクリック
  2. 一番上のデバイスを選択し[詳細]をクリック
  3. [Ethernet]を選択し、[Ethernet ID]に表示されている英数字がMACアドレス

となっている。うちの環境では、AirMacのMACアドレスにあたる。ところが、Time Machineが作成しようとしているイメージファイルの名前をみるとEthernetのMACアドレスと一致していた。そこで、良いか悪いか分からないが、EthernetのMACアドレスをLink Stationの対象MACアドレスの欄に入力してからイメージファイルを作成したら成功した。Link StationとTime Machine側で無理矢理整合を取ったかたちである。これを踏まえるとMACアドレスの確認方法は次の通りとなる。

  1. システム設定画面より[ネットワーク]をクリック
  2. 一番上のデバイスEthernetを選択し[詳細]をクリック
  3. [Ethernet]を選択し、[Ethernet ID]に表示されている英数字がMACアドレス

所感

Time Machineのバックアップは、上記の手順でなんとか始まった。初回は、約160GBをバックアップするのだが、5時間経過した時点で、8.5GBしか終わってない。単純計算でも4日かかる見通しだ。成功するかどうかちょっと不安である。この設定に、正月休みを二日間も費やしてしまった。嫌な予感は的中し 、30GBくらい完了したところでエラーが発生してバックアップが中断してしまった。気を取り直してもう一度トライする際に、ワイアレスだと非常に時間がかかると思い、Link Stationと iMacをLANケーブルで直結してみた。すると、短時間で初回バックアップに成功した。その後、再度ルーターへぶら下げてみたところ、ワイアレスでも差分バックアップに成功した。このとき、Link Stationの設定等は全く変更する必要がなかった。初回バックアップは、直結してすばやく済ませた方が良さそうだ。

非常にコンパクトな本体

非常にコンパクトな本体

Link Station mini自体は、非常に小さくて、静穏性に優れているのでとても気に入っている。RAID1が組める点も安心感があって良い。今回のケースのように、NASへイアレス接続する場合は、100MB程度の差分バックアップでも時間がかかってしまう。つまり、デジカメの写真を100枚程度取り込んだだけでも、Time Machineが数分間稼働し続けることになる。Time Machine稼働中は、数分といえども、電源を落とすのをためらったりするので、ストレスに感じる。RAID1を組んでいることも時間がかかることに関係しているかもしれない。今更ながらTime Machineは、バックアップなのだからRAID1である必要性はないことに気づく。NASは、あくまでもファイル共有サーバーとして割り切り、Time Machine専用としてUSBの外付けHDDを別途購入、直結してしまった方が複雑な設定やエラー発生に悩まされなくていいと思った。

関連リンク

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コメント / トラックバック3件 to “Link Station miniのセットアップ顛末”

  1. tetsuoの発言

    こんにちは。
    突然ですがありがとうございます。

    今日HDDを買い全く同じ状況下で苦しんでました。
    このブログを見つけ格闘すること3時間。
    せ、接続できました。
    本当にありがとうございます。
    この一瞬あなたの幸せを祈らせていただきます。
    南無〜

    • ken1の発言

      お役に立てたようで、記事を書いたかいがあります。実は、投稿からおよそ一年経った今でも、この記事へのアクセスが一番多いのです。

  2. Link Station mini エラーコード:E13 « 庄司賢一のブログの発言

    [...] Link Station miniのセットアップ顛末 « 庄司賢一のブログの発言 11月 20, 2010 1:35 pm | 返信 [...]

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